参加者からいただいたコメントのご紹介

2014年2月1‐2日 JISP×J-CAT-C 14日間トレーニング・プログラム 

 

☆ 私は、PTSDについての予備知識などは持ち合わせておらず、心理や臨床の現場にも関わった事がなかったため、ワークショップの内容を理解することができるか不安でした。しかしながら、いざ受けてみると非常に楽しく、心地よく、多くの事を学べる場であり、大切な経験になりました。心と身体、全部を使うことができました。ありがとうございました。 A.Y

 

☆ 先生方のオーラ?波動?徳?でしょうか。ゆったりとした空気があってよかったと思います。(自分としてはおとなしい感じのワークショップでしたが、今の私にとって日常の延長が必要でしたので) C.H

 

☆ 自分一人では、決して得られない、得がたい体験でした!アーツセラピーを学んだり、ワークショップをする時間が、過ごす時間と空間そしてその時出会った方々とのふれあいが、私にとっての大人になっている私の秘密の基地なんだということを感じ取りました!(気づきました) E.Y

 

☆ 2日間のワークで、初めて知り合った人達が徐々に緊張がほぐれていく過程を自分を通して体験できた。グループセラピーの構造の理解についても説明いただき、グループ活動を行う時に考えておくべきことや注意点についても学ぶことが出来た。自身の仕事に生かせる部分も見つけることが出来た。 A.T

 

☆ 今まで何十回も同様のワークショップを受けてきましたが、今回初めて、心の深いところに眠っていたインナーチャイルドにであえました。先生方の高度なテクニックと、深い愛情に支えられた安全なグループだからこそできたのだと思います。ありがとうございました。 C.M

 

☆ アートはすごい力だなぁと感じた2日間でした。ジョハリの窓に例えてアートについて話してくださいましたが、色んな側面の自己が一つの作品に沢山詰まっているなと感じました。今後も深めていきたいです。 M.H

 

☆ 1日目よりも2日目により深い体験があったように思うので2日あってよかった。セラピストの先生が安心して話せる空間をつくってくれたので、話すことができてよかった。もちろん話さなきゃいけないということも思わず、よかった。グループでたくさんの人数がいるので、今日の自分は気づいていなくても、自分の事のように感じたりすることが何度もあり、たくさんの体験をできた。グループワークの強さ、奥深さ、広がりを感じた。 R.Y

 

☆ PTSDの対処、回復、予防のためのアーツセラピー。本当に役立てることが出来ると思います。 T.T

 

☆ グループの力のパワフルさを知らされる体験の連続。その中で体感覚(体温の上昇、体の一部の重さ、顔の片方の涙、鼻水等)や感情の表出を伴う経験によって理論を学ぶ。セラピストとして貴重なリソースになることを確信している。 F.O

 

 

 

 

2012年10月~2013年3月 臨床アートセラピー/入門講座・前期

 

とにかく中身が濃いです。1ヶ月に1回、土曜日曜連続の講座のくる日があっという間に早く感じられます。

  

養成コースではとくに人間の心理精神的な発達論について、様々な臨床家・思想家の考え方を参加者が分担し発表するという課題が一番大変に感じられます。

しかしこの作業によって、人間存在や心理、人生、生と死といったことについて、驚くほど視野の広い観点から総合的に学びつつ考えさせられます。

  

また多様な理論を深く読み込む作業によって自分自身の深い部分とも向き合い考えさせられる機会になっています。そうして学んだ理論を、アートワークを通じて自分の体験として感じ、参加者同士で共有する機会が与えられます。他の参加者の作品との意外なシンクロ現象にびっくりすることもあります。

  

アートワークもいろいろな方法で体験・共有します。様々な素材を知ることができます。学ぶほど、アートセラピーの奥の深さに驚きます。

前期を通して自分の絵も変わってきました。後期ではどんな発見や変化があるか楽しみです。

 

  H..(作業療法士)

 

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受講できた私はラッキーだと思っている。
ここでのワークの臨場感を言葉にすることは難しい。本当に知りたいならとにかく体験してみてほしい。

コースには全国から様々な経歴の臨床の現場を持つ人が集まっていて、会って間もないのに深い所で通じあえるような感覚がありそれは回を重ねる毎に深まっていて私を支えている。

 家族との関係や日々の生活、自分自身についてずっと感じ続けてきた違和感やわからなさ、言葉にすると何か違うものになってしまう気持ちの奥。それらがアートセラピーのワークを通すと目の前に出てくる。自分自身意識していなかった心の状態に、視覚化されることで気づいていく。それは本当に今まで感じたことのない新しい感覚だった。
 思いがけない心の状態の出現に戸惑ったとしても、経験豊かであたたかい講師のフォローがあり、仲間のサポートがある。安心し信頼できる環境()があってこそはじめてアートセラピーが成り立ち、深いレベルでのワークができるということを肌で感じている。
 日々自分に変化があり、先に希望が見えること。心理の勉強を含め仕事との両立が辛い時もあるが、受講内容は毎回変化があり興味が尽きない。もっと学んでいきたい。

 

                           M.N. (美術教師)
                                                              
      
 

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 アートセラピー入門講座を受講し、半年後に養成コースが開始しました。このコースは入門講座とは様相が全く違っており、まさに専門家養成コースであることを実感させられています。

演習・素材論・発達理論・心理療法基礎がカリキュラムとして組まれており、実に密度の濃い学びをしています。教育相談に携わっていたのである程度の勉強はしていましたが、専門職としての学び直しだけではなく自己の見つめ直しをもしていることに気付き始めました。そしてこの自己の見つめ直しこそ、セラピストとして大切なものなのだと思うようになりました。

自己との対話は時としてきつい作業となり、寄り添う存在が必要となります。今、様々な素材を使っての表現や演習の中で、自己を押し込めることなく自己開示が出来るようになってきましたが、それは受講生グループが安心できる存在になりつつあるためだろうと感謝しています。1年半後、どのような私に巡り会えるのか、少し楽しみになってきています。

 

S.H.(上級教育カウンセラー)

 

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以前から言語的な自己表現に限界を感じるとともに、感情をうまく表出できないことに、強い息苦しさのようなものを感じていました。そして長期間抑うつ傾向であった中で依存症の勉強のために訪れたアメリカでアートセラピーに出会ったことを思いだしました。そしてアートセラピーに対する興味や可能性、期待を強く感じられたため、継続して受講することを決めました。

さまざまな職種の仲間やファシリテータである先生の共感や受け入れられている安心感の中で、ここが安全な場所であることを認識し、ありのままの自分自身を自由に表現することができるようになりました。そして先生や仲間からのフィードバックを得て、再度自分の表現した作品を通して自分自身に向き合い、それを受け入れることができるようになりました。
 月一回の受講は、そうしたプロセスを経て自分自身の中に、消化し取り入れていくのにも最適な期間であると思いました。講義を通して、心理学的な側面から物事をとらえ直すことで、言語を通して再度学びとして自己の中に消化し、取り入れていくというプロセスをたどることができました。

 月一回のアートセラピーの講座は、今私にとって、最も大切な、なくてはならない貴重な時間になっています。

Y.H.(老人施設職員/看護師)

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                 

     2011年4月~2012年3月 アートセラピー入門講座

  • もともと絵を描くのが好きで、絵を描いていると時間が経つのを忘れるような楽しさを感じる方なので、心理学と合わせてこの講座を取りました。言葉の表現と違って、歌う、踊る、描く、作るなどのアートの表現は、無意識な自分自身から出ていると思います。その意味で、この講座の中で色々なテーマで描いてみる事は、色々な角度から自分自身を見つめる、見直す自己洞察のとっても良いきっかけになったと思います。 Iさん(60代 女性)
  • 勉強をしているつもりが、自分でアートセラピーを体験することで、自分では気づかなかったこと考えようとしなかったことに気づき、不安になり、また気づきを繰り返し、そして少しずつ元気になりました。自分を癒すことで自分の存在を認め、「私は私」と思えるようになったころから、以前の元気で楽しく暮らしていた自分に戻っていることを実感できるようになりました。アートセラピーの世界を知ったことで私の人生は変わりました。この世界にほんの一歩、足を踏み入れた程度の私ですが、これからも先生とお会いして体験したことを大切にしてゆきたいと思います。Nさん(50代 女性)
  • 作品の中に、行動、言動の中に、こんなに純粋にヒントがあるとは思っていませんでした。無意識が真実を知っているのだと思いました。これからの人生の中で、どういうふうに生かせるか、続けていくか、が今後の課題です。Tさん(30代 女性)
  • アートセラピーの入門講座に参加していた1年間、私はそれまでにない大きな変化を体験した。そもそも作業療法のプログラムに活用できればと考えたのが受講の動機で、さまざまな素材を扱うことは自分が患者さんにアートセラピーを実施するための予行演習だと考えていた。しかし、知識として学ぶのではなく実際にアートセラピーを体験するということがどれほど大きな意味を持つかということを講座初日で早くも実感することとなった・・・。  Kさん(30代 女性)